冷え解消【適度な運動】編
適度な運動を行って熱を作る筋肉を増強しよう
身体を温めて血流をよくすることは健康における大前提ですが、そのもっとも効果的な方法が『筋肉を動かす』ことです。
ここでいう筋肉を動かすということは、ジムなどに通って本格的にトレーニングを行うことで筋力をつけたり、見た目をよくしましょうということではなく、身体の熱を作るうえでとっても大切な筋肉を増やしましょうということです。
なぜならば、体温の実に40%近くはこの筋肉から生産されているからです。
一方、脂肪には身体を冷やす作用があり、低体温の人の多くは身体の熱を生み出す筋肉量の割合が少なく、脂肪量が多い傾向にあります。
また一般的に男性に比べて、女性の方が冷え性さんが多いというのには、男女間における筋肉量や脂肪量の違いにあります。
女性は男性よりも皮下脂肪の割合が多く、筋肉量にいたっては男性の平均的に体重の約45%であるのに対し、女性は約36%しかないといわれています。
体温アップに役立つプチ運動
【有酸素運動】
有酸素運動とはジョギングやウォーキングなど、うっすらと汗ばみ、楽に呼吸をしながら続けられる運動のことです。
続けていくことで、筋肉量を増やしたり新陳代謝を上げる効果がありますので1回30~1位時間程度、週4日以上を目標に取り組んでみましょう。
【筋力トレーニング】
ご家庭でやるには腹筋、背筋、腕立て伏せ、スクワットなどが一般的で、筋肉量を増やしたり、鍛えたりする効果があります。
最初のうちはできるものから少しずつ行い、有酸素運動と組み合わせて行っていくとGood!!
【ストレッチ】
ストレッチを行うことで関節や筋肉をほぐす効果や、血流改善にも繋がります。
ゆたっりと呼吸をしながら、リラックスした状態で行いましょう。
また有酸素運動や筋力トレーニングを行う前の準備運動としても行って下さい。
【ホットヨガ・呼吸法】
体温を上げながら筋肉を伸ばす効果や酸素を取り入れ、自律神経を整える効果が期待できます。
腹式呼吸なんかは普段の生活の中でも行える呼吸法なので、生活の中にぜひ取り入れてみて下さい。
どれもちょっとした時間やご家庭で簡単にできるものばかりですが、忙しくてなかなか時間が取れないという方は、移動中はエレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使ってみたりするなど日頃から身体を動かす工夫をするように心がけましょう。
また筋肉の70%以上は下半身に集中しているので、効率よく身体の熱を作っていくためにはまず下半身の筋肉を鍛えていくことが効率的です。